【断酒27日目】石の力でもなく
やめたくてもやめられぬというアンビバレンツ地獄に彷徨いこんでおりましたある日、もうこうなったら神頼みしかあるまいという考えに至ったことがあります。
元々パワーストーンの類いが好きなので(でも「私、石とお話できるの♡」とか言い出す人は苦手…)何ぞ良い石はないかと思ったのです。
悪習慣を断つという効果では、オブシディアン(黒曜石)、カイヤナイト、ブラックスピネルなどが該当するようですが、私がそのとき選んだのはこちら。
デザートローズ。
そんなもん、ただの硫酸バリウムの固まりやないかワレ、こんなもんでやめられるわけないやろがダボ、と言う人もいるかもしれませんが、まったくその通り。
でもそのときは、割と真剣にこれで飲酒の悪癖が治ると思っておりました。
もう本当に弱ってヨロヨロしているときだったら、壷とか買ってしまうかもしらん(いや、お金ないから買わないけど。ちなみにデザートローズは1,200円ぐらいでした)。
で、上のガラの悪い人が言ってるように、効果は別になかったです。
持ち歩いていれば、もしかしたら心理的ストッパーの役目をしてくれたかもしれませんが、デザートローズは柔らかいので持ち歩きには少々不向きでしょう。
先日、違うことをネットで調べてたら、お酒に関連する石としてアメジストが出てきました。
ギリシャ神話において、アメジストは月の女神ダイアナのお付きのニンフだったのですが、ある日酔っぱらったディオニュソス(バッカス)にピューマをけしかけられてしまいます。あわやというところで、ダイアナがこの騒ぎに気づき、アメジストを白い水晶に変えたのです。酔いから醒めたディオニュソスが深く反省して葡萄酒をその水晶に注ぎますと、きれいな紫色に染まり、それがすなわちアメジストになったということです。
女性の酒害者をアメシストと呼び、断酒会も行われているようですが、ここから由来するのでしょうか。それにしてもディオニュソスひどすぎぃ。
そういうわけで、アメジストはお酒の害から身を守ってくれる石。
それなら私もアメジストを持ったら断酒し続けやすくなるのでは?と思ったけど、そんなもんただの二酸化珪素の結晶やないかワレ、そんなもんで(以下略
買うのはやめときます。
この方はアメジスト持った方がいいわね。