【断酒102日目】家におばりよんが出没します
最近、うちの猫が人の肩に飛び乗るという芸を覚えたので、非常に迷惑しております。
かがんで何か作業をしているときにソファの背もたれやキッチンカウンターから飛び乗って来たり、床に座っているときに飛び乗って来て、そのまま背中に回ろうとします。
こちらは落としてはいけないと思うので、馬跳びの馬のような格好にならざるをえず、そうすると猫にわざわざ安定した場所を提供するようなもので、そのまま居着かれてしまいます。
人の背中で腹出して寝るな、毛繕いするな。腰が、腰が痛いー。
この程度の高さから落ちても猫が怪我するとは思えませんが、夫も私もとっさに馬跳びの馬となって、猫の気が済むまで耐えるのでした。
満足そうな顔。
なんかこういう妖怪がいたっけなーと思ったら、新潟には「おばりよん」という妖怪の伝承があるそうです。
夜、藪の中を歩いていると、いきなり「おばりよん」と叫びながら背中におぶさってくる。そしてその体の小ささに似合わずどんどん重くなっていき、簡単に離れなくなるとされる。『越後三条南郷談』では、「ばりよん」が夜の通行人の背中に飛び乗り、相手の頭を齧るとされ、そのために夜道を歩く際には金鉢をかぶると安全ともいわれた。「ばりよん」は「負われたい」を意味する方言。
おばりよん - Wikipedia 最終更新 2013年5月19日 (日) 06:37
家にも出るわー、おばりよん。そして頭をかじられる、というか舐められます。
つまりおばりよんは猫であると。柳田国男もびっくりだ。
せっかくなので、猫が肩から顔を出した瞬間を見計らって自撮りしています。
それで不思議なことに気づきました。眼鏡をかけているほうが若く見えるのです(猫じゃなくて私が)。
おそらく眼鏡のフレームで小じわやシミが隠れるからと、年を取ると顔が間延びしてくるらしいのですが、それがごまかされるからじゃないかと思います。
年を取るとまぶたが下がったり、唇は薄くなったりするので顔が間延びして見えると、この本で読みました。