【断酒74日目】酒のないバー
一生お酒を飲まないと決意してから七十余日、やめて良かったと思うことはあれど、やめなきゃ良かった…と思ったことは今のところないです。
とは言え、最初の頃は、飲めないことに対して寂しさというかつまらなさというか、そんな気持ちを感じたこともあります。
あれは何だったのだろうと不思議に思っていたのですが、旭屋出版の『モクテル 魅力広がるノンアルコールカクテルの世界』という本に「料理が”非日常”なのに、飲み物がウーロン茶では、ちょっと寂しく感じるのが正直なところ」という一文を見つけて、あのつまらなさの正体がわかった気がしました。
非日常ね。そうだわ、それだわ。
お酒は「非日常」を演出するものであって、年がら年中どこでも好き放題泥酔するまで飲むようなものではないのですね。
私はかつて好き放題飲んでいたので、今は反省して断酒の身となっておる訳ですが、「非日常」がもう楽しめないというつまらなさを感じていたのだと思います。
「モクテル」とは何かというと、カクテルとモック(mock=見せかけ)の造語で、ノンアルコールのカクテルのこと。お酒なしで「非日常感」を楽しめます。
『モクテル』にはロンドンにはモクテルの専門店もあると書かれていました。さすがロンドン、モクテル発祥の地。
で、その専門店をネットで探してみたけどよくわからなかったです。
代わりに”Redemption”というビーガンレストランを見つけました。
London’s healthiest restaurant, serving up vegan, sugar-free, and wheat-free food with an alcohol-free bar
とサイトに書いてあるので、アルコールは提供してないのかなー?
そして思った。
日本でもこういうのがあったらいいんじゃないか。京都辺りに。
「京野菜のなんちゃら」みたいな、しゃらくさいモクテルを出すお店が細ーい路地の奥なんかにあるの。または白川沿いとかに。インスタ映えを求めてお客がたくさん来るかも(どこかでインスタ蠅と書かれていたのを見てちょっと笑った。蠅がたかるのか)。
宗教上の理由なんかでお酒が飲めない外国人観光客にも喜ばれるかもしれません。
モクテルバーだから、アルコールは一切お出ししませんよ。もちろん禁煙。禁酒禁煙のバー。…誰も来ないような気がしてきた。
以上、私の行ってみたい京都のモクテルバー&レストラン(妄想)でした。
今週のお題「行ってみたい場所」
MOCKTAIL モクテル 魅力広がるノンアルコールカクテルの世界
- 作者: 旭屋出版編集部
- 出版社/メーカー: 旭屋出版
- 発売日: 2016/11/26
- メディア: 単行本
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スピリットやリキュールなしでカクテル風に作るのは結構な手間がかかることがよくわかる。