【断酒178日目】猫に翼はいらない
昨日のニュースで、アーシュラ・K・ル・グウィンさんが亡くなったことを知りました。
『ゲド戦記』の『影との戦い』を、岩波書店の今は亡きレーベル「同時代ライブラリー」版で持ってるけど何か価値が出たりは……しないね。ぜったい。
『空飛び猫』のシリーズも面白かった。ずいぶん若い頃に読んで、翼のある猫とは、およそ人類が考えうる中で最強の生き物ではないかと心が震えました。まだ実家で猫を飼う前だったと思います。
それからかれこれ何十年。我が家に猫がやってきて、毎日世話をしている今、思う。
こやつに羽があったらどうなるであろうか。
人の頭上をパタパタ飛びまわりながら「おなかすいた」 だの「遊んでー」だの「ドア開けて」だのニャーニャー言うと思う。
猫のジャンプ力では届かない高いところにも、羽があれば簡単に行けるようになるのでおちおち押し入れの天袋なんかも開けられないでしょう。開けた瞬間、突撃してくるに決まっています。あと人の頭や肩に着地しようとして、失敗→大惨事(人間が)も予想されます。そういうわけでうちの猫に羽がなくてよかったと言わざるを得ません。
ただ、もし羽があったら、高いところに登っておりられなくなる事態はなくなりますね。
アメリカには、木から降りられなくなった猫を救出する活動をする人たちがいるみたいです。
http://www.canopycatrescue.com
どこにでもこういう活動をしている人がいるわけではないから、猫が飛んで降りて来てくれたら一安心(?)ではあるかも…。
- 作者: アーシュラ・K.ル・グウィン,Ursula K. Le Guin,S.D. Schindler,村上春樹,S.D.シンドラー
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/04/04
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